ロックダウン以降伸びた売り上げ

 現在はロックダウンが解除され、国境も開きました。しかし、3月のロックダウン以降は、多くのお店も閉まり、スーパーなどの食料品は買えましたが、お店に出向くのを躊躇って、自宅からネット注文をする人が一気に増えました。大手のスーパーでも、同様にかなりの売り上げ増加になり、お店が開いていない洋服店などは、オンラインのみ購入が可能な状態でしたので、こちらも当然伸びました。

営業形態も変化

 この3ヶ月を振り返ると、ネット注文はもちろんんこと、飲食店も配達やお持ち帰り/テイクアウトに切り替え危機を凌ぎました。自分も僅かばかりのサポートと思い、ネット注文を使いピザなどを頼みました。店舗型のお店が、デリバリーに切り替えるのに時間はかからず、普段そうしたサービスをしないお店も始めていたので、現在でもデリバリーとテイクアウトは継続しているお店があります。この辺を新たな勝機と見ているお店もあり、今後営業形態が変わるお店も出てくるでしょう。

経済が止まってわかること

 こうした危機的状況に、皆が何を望んでいるのか?どうしたことが喜ばれるのか、など、経済学の勉強になったと思います。とにかく、お店がしまっていると、人はどう行動するのかという点では、需要と供給の様々な動きが見て取れ、実際に自身も欧州のコロナ危機に面して感じるものがありました。
 経済が止まると、雇用の危機はもちろん、人々の心理にも影響し、先の見えない不安に駆られます。飛行機も止まっているなんていう状況は誰も経験していないわけで、戦争でもない限り、平時を続けてきた国では、非常にストレスになりました。

 今はロックダウンも解除されて、だいぶ制限がなくなりましたが、これから経済的に回復するのにどれだけ時間がかかるか、企業の倒産はどの程度の割合になるのか。政府の行う支援の規模はどうか?など、課題が山積みです。
 コロナに感染してしまった方も、失業に危機に晒され、生活が一変してしまうのですから、死活問題です。

インターネットがあって良かった

 この危機的状況に、インターネットが社会の重要なインフラである事は、いうまでもなく証明され、今後もその重要さは変わらないでしょう。学校の授業までもが、このネットに助けられ、会社の会議もネットで済んでいます。製造業などは、難しいですが、自宅でネットさえあればできる仕事の種類がこれでわかりましたので、働き方にも影響してくるだろうと思います。今でもホームオフィスで仕事をする人がいますが、一部の会社では、定着していくのではないかと言われています。

コロナに感染し、苦しんだ人が多い反面、たくさんの問題提起もした新型コロナウィルスです。100年に一度の危機です。経済構造が変わってもおかしくはありません。色々と考えさせられる毎日を送っています。