ホームページを持っている方や持ちたい方の多くは、何かしらご商売や活動をされている方で、自分はこんな事をしているんだよと不特定多数の人たちにアピールをたい方。逆にホームページを必要とされない方には、私が何をしているのか、そもそもウェブ制作とは何?という話しになることもたまにあります。

そうした時に、ホームページを家に例えてお話をしています。マイホームを手に入れられた方は、おそらく想像がしやすいと思うのですが、どこに家を建て、どんな間取りで、外壁は何色が良いか?バスルームやキッチンは、どこのメーカーのものが良いのかなど、家の隅々まで決めて行かなければなりません。

ホームページも同じことです。
*まずは場所。どこに家を建てるか? ⇒ これはウェブサーバーになります。
*家は何部屋あって、どのくらいの大きさか? ⇒ これもウェブのコンテンツとその量に例えられます。
*システムキッチンは最新の機能を搭載したもので冷蔵庫も最新の大きいものがほしい。 ⇒ これはウェブサイトに使うフォームなどの機能的な部分になるかもしれません。
そして、壁から床の材質、玄関のドアや郵便受け、更にはガレージもいる。こだわりも入ります。

こうしたことを一人で考えていても、調べるのも時間がかかるし、なかなか決定は難しいので、住宅を販売する会社がプランナーを用意してお客さんの相談に乗ります。
希望に合った条件のものを提案してくれて、その手配をしてくれます。
家の基礎を築く土木業者、内装の施行を受ける業者、システムキッチンのメーカーと設置業者。1軒の家にたくさんの方が関わって、条件を満たした家が完成して行きます。

私も時に現場監督、時にはインテリアデザイナー、セールスマンとなり、1つのウェブサイトを完成させて行きます。デザインに長けているグラフィックの人にお願いすることもあれば、特殊な条件のプログラムを専門の方に作ってもらうこともあり、実際の家ほどではないですが、それぞれの分野に分かれて作ります。

もちろんウェブの場合は、プログラムからデザインまで、全部自分で作る人もたくさんいますが、1人だとお客さんのイメージをうまく汲み取れなかったりします。逆に複数の人が関わることで、自分が持っていないアイデアが出て来ることがあります。お客さんにも選択肢が増える訳です。ウェブ制作に限った事ではないですが、ここが重要です。

完成後の運用も家に例えれば、そろそろ外壁補修が必要だったり、修理したりとホームページもメンテナンスが必要です。セキュリティを考えて防犯カメラをつけたり、鍵を変えたり。
ホームページなら、ウィルス対策のアップデートやパスワードですね。
場合に寄っては引っ越すこともあります。例えば、日本からスイスのサーバーにホームページをお引っ越しすることも。

ただ唯一違う点は、ホームページにおいて、何を伝えるのか?その内容も重要な訳です。
こんな感じで、ウェブ制作のことを説明すると、知らない人にも分かって頂けることが多いのです。

家を建てるのとホームページの構築。意外と共通する部分が多いと思いませんか?

まさに、家 = ホームです。