皆様、

　2011年も大変お世話になりました。あと少しで日本は年が明けます。
日本人にとって、今年ほど激動の１年はなかったのではないでしょうか？

　３月の大震災は、甚大な被害をもたらし、今もなお、原発事故の影響を受け、被災された方々の年越しは不安でいっぱいの事と思います。改めて、被災された方々、被災地に関係される方々に、心よりお見舞い申し上げます。

　この大震災は、地震、津波、原発事故の三重苦という極めて厳しい状況をつくり、ここスイスでも原発廃止の議論が巻き起こり、２０３４年までに停止するという閣議決定を下しました。
　この震災と原発事故を受け、自分自身を見つめ直し、一度立ち止まって人生を考えた方も多いと思います。
今年の漢字が「絆」と発表されました。確かにこの言葉を思い浮かべた人も多くいたと思いますが、被災者の方々にとっては、あまりに綺麗すぎないかという気もします。

　2012年、日本はどこまで立ち直れるか、そして国際社会に恥じない決断をして行くのか、気がかりではあります。
一方で、日本の技術なら、新エネルギーの開発、運用もすぐではないにしろ、十分可能な事だと思います。
この苦境から、日本は上を向いて進むしかない、そう強く感じる年の瀬であります。

　皆様にはどんな１年でしたでしょうか？
2012年が皆様にとって、明るく、素晴らしい１年となりますよう、お祈り申し上げます。

SWN-Soga Planning
曽我　周一