スイスも各地で夏休みに突入した。
プールや遊園地、避暑地、海。夏の時期は、近所の子供も休暇に出ていなくなることが多い。
子供の頃、日本での話だが、毎日近所の友人と遊び、朝はラジオ体操、市営プールに行き、夏の日誌をやりつつ、虫取りをし、海に行くのは3日間くらいだろうか?お盆になれば親戚で集まり、花火。お墓参り、スイカにかき氷と、だいたい決まっていた。

日本の夏は蒸し暑くて、もはや恋しくはないが、こうした夏の風物詩というか、季節の行事が時折懐かしく感じる。
実は欧州に移住して、一度も夏の帰国をしたことがない。真夏の日本へ帰れば、たちまちバテてしまう気がする。クーラーにももう慣れてない。
そんな灼熱地獄の日本の夏でも、夜のひんやりとした空気は今でも好きだ。気温の下がらない熱帯夜でも、虫の音を聞きつつ散歩をしたり、花火大会に出向いたり、そうした夏の匂いが今でも懐かしい。

いつかは、夏の帰国をして、子供の頃を思い出しながら過ごすのも悪くないかもしれない。